今回は、安全から安心へとつながるプロセスについて考えてみましょう。人々は日常生活を送る中で、災害は自分の身近な場所では起こらないと思い込み、心理的に災害のリスクを排除しています。そのため、身近なところで災害が発生すると、その危険性を認識し、恐怖を感じます。しかし、時間の経過とともに災害のことは忘れてしまいます。ある程度の時間が経つと、人々は災害を避けるようになるため、もはや恐怖を感じなくなります。重要な災害を忘れてしまうというこの性質は、脳の特性です。この仮説に基づき、人々の安全と安心を高めるための継続的な取り組みが必要です。安全を高めるためには、災害について学び、日常的に災害の回避策を模索する必要があります。災害を疑似体験することで、災害への恐怖を学び、それを維持するためのリスク感受性が高まることが示されています。実際に恐怖を体験することで、脳の記憶ニューロンやDNAに重要な情報が記録されます。

リスク感受性が高まった上で、人々は災害を意識的に認識し、認識するようになります。これらのプロセスを通して、真の災害警戒が可能になります。ここまでで安全は確保できましたが、さらに安心を高めるためには、災害を未然に防ぐためのプロセスを積極的に実践することが重要です。防災意識を高めるとともに、災害を未然に防ぐ・予測するための防災方法を調べ、災害を避ける方法を考えながら、災害を避けるモチベーションを高めていきます。こうしたプロセスを繰り返すことで、やがて防災意識は高まります。災害発生時に即座に判断できるよう訓練し、常に自ら率先して自分の身を守るために最善を尽くすことでのみ、救命率を高めることができることを学び、心に留めておきます。また、普段からシミュレーションや訓練を行い、試行錯誤しながら災害を回避するための解決策を考えていくことも重要です。こうしたプロセスを通して、災害への備えが積み重なり、安心につながります。この安心のプロセスを継続的に実践していくことが重要です。