人の感情が発生する仕組みをスタディーしながら、安心を導くことについて考えたいと思います。人は五感を通じて環境と状況を読みとります。目を通じて時の流れを読みとり、音により環境を捉え、体に感じる感覚は、現在の状況や状態を感じ取ったり危険を感知します。匂いは過去の記憶を呼び覚まします。味覚は危険な物質を予知します。今回は主に恐れが発生する仕組みに従って説明します。感覚器を通じて捉えた刺激を、電気信号に変換し、情報を体に伝達します。体はすぐに体の神経やDNAに保存された記録と照合し危険度を判定し情動が生まれます。合わせて感情ホルモンが分泌され血管を通じ感情ホルモンが脳へと伝達します。

脳は神経から得た情報と血管を通じて得られた情報が偏桃体に渡されます。これにより偏桃体内で感情が発生します。獣の感覚で発生するとされる情動は瞬時に判定し発生します。感情は体が判断しホルモンを分泌し、ホルモンが血液を通じて伝達され感情が発生するには2秒以上の時間が必要です。生命に関わる新しい経験は、生物が生き続ける為に大切な情報として体内に記憶されます。経験より得られた重要な情報は、体の神経や脳のニューロン、並びにDNAへ記録されます。このように複雑な過程を経て体感状況が判断され感情が発生します。人は感情発生させながら時間の経過により感情が変化し、様々な過程を通じて心が変化し続けます。
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